茜の根で染め上げられたウール糸で紡がれた美しいトルクメンラグ。
短手のサイズが1400近くあるこのサイズは、実は結構珍しい。
ソファ前のローテーブル下などにセットするのに丁度良いです。
ウールの毛質が柔らかで、非常に滑らかなビロードのような手触りです。
トルクメンやバルーチは、少し薄手かな？と思われる方もいるかもしれませんが、日本の気候でオールシーズン敷いて使うには、これくらいがベストだと私は思っています。
寒さの厳しい冬場は、床暖房や電気カーペットなどに敷いたこのウール絨毯全体がほっこりと暖かくなり、最高に気持ちが良いです。
縦糸も横糸も全てがウールで結ばれたこのハンドメイド絨毯は、樹脂ベースの化繊絨毯などとは異なり床暖房との相性が最高なのです。
ウールは天然の難燃素材。人の体成分と同じく、繊維の中に窒素や水分や油分を豊富に含んでいるのです。
実際に人が生活の中で触れて使っている方が、ウール絨毯が艶やかになっていくと言われる理由はここにあるのです。

これは、トルクメンという部族により織られたラグ。
乾燥地帯の過酷な環境で育った羊の上質なウールを使用しているため、繊維に含まれる水分や油分により上質な肌触りになります。
また、ウールの色は茜や胡桃、ターメリックといった天然染料で染められています。
草木染めは染めるのが大変難しいですが、色あせる事なく長く鮮やかさを持続し、何十年という時間を掛けて経年変化していくのです。
ウールを紡いで天然染料で染め、縦糸にパイル糸を丁寧に手作業で結んで行く。
この一枚をつくりあげるのに、何ヶ月〜１年以上もの時間を要します。
まさに一生もののラグです。

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