カシュガイ族がハンドノットで良質なウール糸を結んで織り上げたギャッべ。

無染色のウールを背景に、オークの樹皮やクルミの果実で染めたブラウン色で描かれたペイズリー柄が大胆に織られています。
このラグはオールドギャッベと呼ばれ、20~40年前の古典柄のスタイルですが、現代の工房で新たに織り上げた未使用品です。
ビンテージのオールドギャッベは、使用感もあり少しヨレていたり、毛質が固くなっているコンディションの物が殆どです。
その使い込まれたビンテージ感が好きな人も多いのですが、これは対照的に柔らかく艶のある高品質なもの。自分自身で経年変化を楽しみながら、本物のオールドに仕上げてくことの出来る一枚なのです。

オールドギャッベに多いこのサイズのラグは、移動をしながら生活しているカシュガイ族が、持ち運びやすさを考えて作られています。

また、寒暖差の激しい過酷な環境で生活しているカシュガイ族。彼らが生活する中で、昼間の日差しが強い時間は地表からの熱を遮断し、夜の冷え込みが強い時間には防寒できるアイテムとして、ギャッベは重要な役割を果たしています。
そのため私たちの生活においても、夏は涼しく冬は暖かいと言うように、一年を通してお使いいただけます。

ギャッベの中でも少し特別なオールドギャッベです。