date.2014.05.27 category.WORK
先日、東急プラザ 表参道原宿1FのSHEL'TTER(シェルター)のウィンドウディスプレイを行いました。
今回のテーマは、7月5日に公開されるディズニー映画最新作「マレフィセント」の魔女の森。
期間中はOMOHARA全体が、マレフィセントの世界観に包まれます。
今回は、お仕事のお話を頂いたのがセット本番のほんの数日前だったので、バタバタと一日半の準備で設営に臨む事に。
映画予告の動画や、ネット上のイメージ画像を手がかりに、セットに使用するアイテムを見繕いました。
セット後の日々のメンテナンスが圧倒的に大変になるのですが、、。
生々しくエネルギーある雰囲気を出したかったので、今回は造花では無く本物の観葉植物を多用しました。
まずは植物を仕入。
観葉植物や鉢などの花器を扱う卸専門の業者で、セットに合いそうな少し妖艶な雰囲気の植物
やプランターカバーなどをセレクトしていきます。
ショップに持ち帰って、レイアウトをイメージしながら鉢や器におさめつつ、ドライフラワーや
プリザーブドフラワーなどを足して全体の調整をして行きます。
実際のウィンドウの面積を想定する為に、床にテープでマークをして、そこにシュミレーションセット。
当日の夜23時。閉店後にセット開始です。
まずは、ウィンドウフィルムでガラスに森の木のシルエットを描く作業が進行中。
この作業の合間に地下のディスプレイを。
そして、1F通り沿いのウィンドウへ。
急遽追加になった正面入り口のディスプレイもサッと作り込み。
完了。
さっきまで無かったマネキンが一体、おふざけ中。
夜中の2時半。
なんとか終了。いい感じに仕上がりました。
ショップのウィンドウディスプレイや、雑誌撮影用のセットなどなど
是非お気軽にご相談ください!
ご予算に合わせてご提案致します。
info@chord.co.jp
03-3560-6915
date.2014.05.01 category.WORK
昨日4月30日、あいにくの雨に見舞われましたが
めでたくUNION WORKS新宿店のオープニングレセプションが開催されました。
スタッフの皆さんもバリっとスーツでキメてます。
UNION WORKSさんで手配されたスタッキングブックケースは、すでに既存の各店でもおなじみとなった什器。
背面にソケットと電球を取り付ける作業は、オーナーである中川さん自らの手で。
弊社の志岐選手。
大仕事を無事に終えて、満足気なキメ顔。
そして明朝には健康診断があるのに、ジントニックをオーダーする後ろ姿。
わたくし瓦吹は、車なのでトマトジュースを。
銀座店に続いてc:hordの制作什器とアンティークアイテムがぎっしり詰まった
靴修理のプロショップ、UNION WORKS新宿店がオープンです。
新宿店の店長、長谷川さんがお待ちしております!
*営業日などに関しては、直接お問い合わせの上ご確認ください。
UNION WORKS新宿店
東京都新宿区新宿3-9-7 T&T第2ビル3階
03-5312-9947
UNION WORKSのブログはこちら!
date.2014.04.06 category.WORK
新宿のオフィスビルの中空階にオープン予定のUNION WORKS(ユニオンワークス)
既に、渋谷 青山 銀座 川崎にお店を構える靴修理のプロフェッショナル店です。
オーナーの中川さんは、私がずっと昔からお付き合いさせて頂いている大切なお客様であり、尊敬する大先輩です。
今迄、長い歴史の中で多数のアンティークアイテムをご購入頂き、銀座店の内装設計とコーディネーションもご依頼頂きました。
今回改装するのは、ごくごく普通のオフィスルーム。
弊社で内装設計と、アンティーク什器やインテリアアイテムなどの手配をさせて頂いております。
これが完成後のイメージパースです。
大型のイギリス製アンティークシャツキャビネットなどは、まず国内外から探すところからスタート。
最終的には、小さなエレベーターに入れて搬入する為に、2分割(下写真の赤いライン)に加工して、
現場で組み立てられるようにカスタムします。
同時に、全体のインテリアに調和するよう色味も少し濃いめにアンティーク塗装で化粧し直して、
一つ一つの引き出しの調整や隠れた構造の補強もします。
アンティークの高いリペア技術が要求される瞬間です。
建物の構造体である鉄骨柱に綺麗にフィットする形にオーダー制作した棚什器も完成。
3Dパース制作当初は、棚の背面は開口して沢山の光を取り込み、外部の景観も望める様に考えて
いたのですが、商品の日焼け防止と外部からのサイン計画を兼ねて背板を取付けました。
その分少し什器の高さを低めに調整し、什器上部からの採光を確保しました。
これだけでも昼間の間、室内に入り込む自然光による明るさが全く違います。
塗装も終了し、後は艶の調整とワックスを入れる作業。
微妙な違いですが、グッと雰囲気が出るひと手間です。
この作業は、近日中にユニオンワークスの若い男性スタッフに私が加工方法をお教えしながら
一緒に仕上げる予定です。
棚什器の背面には、大通りからでもハッキリと店が見つけられる様に、ファサードの設えを。
ライティングもされてUNION WORKSの切り文字が浮かび上がりました。
雰囲気が出てきました。
もう一息で完成です。
良いお店になる様に、最後まで気持ちを込めて頑張ります。
c:hord 瓦吹
date.2013.05.01 category.WORK, WORK/FURNITURE CUSTOM
先日インテリアショールームに納めたリフェクトリーテーブルの完成写真を、御客様から送って頂いたのでアップします。
我々c:hordの仕事としては、なかなか珍しい上品な設えにセットされました。
実物の制作前につくったパースがこちら。
モダンな部屋にも、クラシカルな部屋にも合う不思議な存在感のあるテーブル。
使い手次第で、色々な見せ方が出来る一台です。
こどもの城の裏に新しく出来た、TBS ハウジング渋谷
という住宅展示場の東急ホームズ棟内にディスプレイされていますので
機会があれば是非ご覧下さい。
今から10年以上遡り、私がまだアンティークの修理工房でイギリスのドローリーフテーブルやオークチェアーなどの、比較的オーソドックスな家具の修復業に携わっていた時代。
構造がゆるんだ家具を一度バラバラのパーツに分解して、また組み直し、最後はフレンチポリッシュと呼ばれる手塗り塗装で磨きあげて仕上げる
という手間の掛かる作業をして、経年の味わいを残しながらも綺麗に家具を復元し、アンティークがご趣味の方々のご家庭に納めていました。
時が過ぎ、様々な商業空間にアンティークが什器として必要とされる時代が訪れ、ここ数年そこで求められるニュアンスの多くは、
朽ちた表情のかすれたペイントや、その塗装が剥がれて木肌を露出させた物だったり、ジャンクやインダストリアルだったりと、
少し若いテイストで、いずれにしても英国アンティークのニス塗装仕上げとはまた異なる雰囲気が主流でした。
アパレルなどの商業空間による多種多様なアンティークの需要が生まれ、それまでの『古き良き美しいアンティーク』とはまた異なる存在価値とインパクトを求められて来た様にも思います。
そんな最中、昨年ロンドンの歴史ある洋服屋さんへ向けて、アンティークテーブルとチェアーのセットを仕上げて日本から輸送する、というお仕事をさせて頂く機会がありました。
この時求められたのは、オーソドックスでイギリスらしい普通のテーブルセット。
歴史あるそのショップに自然に馴染む様に、敢えて主張しない家具が必要だったのでしょう。
イギリスから海を越えてわざわざ日本にやってきたアンティーク家具を、日本人がロンドンの老舗ショップの為に仕上げ直して、また海を越えて送る、
という不思議な状況を楽しみつつ、久しぶりに今回トップでご紹介したテーブルと同じく、フレンチポリッシュという古典的な塗装方法を用い、テーブルやチェアーなど一つ一つの家具を磨き上げて仕上げたのです。
ウレタンのスプレー塗装で分厚く吹き付けた現代家具の塗装よりも、耐水性や耐熱性の面で劣りますが、この塗装には何とも言えない人間の手仕事の味わいがあります。
18世紀のフランス から伝わったワックスとオイルの調合などからその名前が付いた、フレンチポリッシュと云うこの塗装方法。
少しずつ塗装を塗り重ねて行く度に美しく艶が増していく感じが何ともいえず楽しい。
↓この動画内で使われている様に、てるてる坊主の頭の様な『タンポ』と呼ばれる布団子を作って、そこにニスをしみ込ませて塗装面を
軽く何度も撫でる様に滑らせ、薄く塗り重ねて行くのです。
奥が深いです。
date.2013.04.26 category.WORK
色々な事がバタバタとして、、大変ながらくブログの更新をサボってしまいました。。。
久しぶりにテーブル制作の様子をアップします。
今回、御客様からご依頼頂いたのは、インテリアショールーム用のリフェクトリーテーブル制作。
今迄めったに作った事の無い、幅2400mm×奥行き1000mmというビッグサイズです。
天板は、当初無垢のオーク材で制作する事も検討していたのですが、反りや歪み、延び縮みのリスク回避の為に
MDF材にオークのツキ板を貼って制作し、その分アンティークの手塗り塗装で風合いを出して仕上げる事になりました。
まずはオイルステインで着色。
テーブルがセットされる部屋の床材がウォールナットという事なので、御客様からお預かりしたサンプルを見ながら、空間に調和するように
塗料を少しずつ調色し、うっすらと赤みをおびたブラウンに塗り重ねて行きます。
天板のオイルステイン塗装を乾燥させている間に、今度はテーブル脚部パーツの塗装。
オークの無垢材を旋盤で削り出したオリジナルの脚を丁寧に染色して行きます。
ぱっと見は只の黒色に見えるんですが、光のあたる場所で良くみると、うっすら茶色が透けて見える微妙な塗装。
ペンキで塗り潰すのでは無く、茶の染料を塗って染み込ませて拭き取り、黒を塗りまた拭き取り
という作業を繰り返す事で仕上げて行きます。
手間は掛かりますが、何とも言えず良い風合いになります。
天板と対比すると、ぱっきりコントラストが付いて良いバランスです。
天板のステインが乾燥して来た頃合いで、次はステインの上からニスの塗装。
今回用いたのはスプレー塗装などでは無く『フレンチポリッシュ/シュラック塗装/タンポ塗装』などと呼ばれるアンティークの独特な塗装方法です。
手塗りで薄〜く薄く、ただひたすらに時間をかけて塗膜を塗り重ねて行く技法で、高級なアコースティックギターのボディ塗装などにも用いられる様です。
だんだんと塗膜が乗って、天板に艶が出て来ます。
このニス塗料自体には赤みを足す様な濃い色味は含まれて無いのですが、濡れ色と艶でステインの色が一層深く上品に濃くなった様に見えます。
そして最後に、水や熱の影響から天板の表面を保護する為に、ニス塗装の風合いを損なわない程度に、また薄く薄くクリアラッカーの塗料を同じ工程で丁寧に塗り重ね
上品な艶を纏った天板が出来上がります。
スプレーで均一に吹き仕上げた塗膜とは違う、手作業の揺らぎがある独特な艶感です。
ここから、アイアンのフレームに天板と脚部を連結させて、テーブルの完成!
なのですが、完成するや否やバタバタと現地に納品してしまった為、写真が撮れていないのです。。。。
また後日撮影させて頂き、追っかけでアップします!
date.2012.10.10 category.WORK
セール終了後から、あまりのバタバタっぷりでブログの更新を怠けておりました..。
久しぶりの更新です。
6月からコツコツとミーティングを重ねデザインプランを進めて来た、rawlife代官山店が先月の9月9日に無事オープンしました。
銀座店に引き続き御依頼を頂いた今回のお店は、外装のリニューアルをはじめ、什器制作や家具のインポート、小物や植栽まで建物一棟を総合的にプランニングさせて頂きました。
代官山に新しく出来た蔦屋書店の並び、旧山手沿いという好立地にある一棟のビル。
この建物の中に、それぞれフロアごとの個性を出しながら、空間を作り込んで行きました。
B1F メンズフロアー
1F レディースフロアー
2.3F カフェスペース
レディースフロアには、シルバーの光沢感あるクロームメッキと、枯れた風合いのナチュラルテイストの木材を使用し、清潔感を出しながらも可愛らしくなり過ぎない空気感を。
対して、メンズフロアーには真鍮やアイアンと、シック目なトーンに塗装された木材を組み合わせ、少し暗く重厚感のあるストレートに男らしい雰囲気に。
カフェは全体的に明るく光りが入り込む、居心地の良い抜けのある空間を演出しました。
今回のインテリアの為に、フランスやオランダやベルギーなど、ヨーロッパ各地から家具や照明、アンティーク家具をインポートし、其れに調和するようにレジカウンターやハンガーラックや棚などの什器を一から制作しました。
スタッフ総出で鉄粉まみれになりながら鉄工所に入って職人さんと研磨作業をしたり、塗料や木屑を被って木工什器の仕上げをしたり、取手やハンドルや細かな装飾パーツなどの細かな金物を探して組み合わせたりと...。
本当に細かな苦労はありましたが、空間の細部全てに自分達の手を入れて出来上がったお店には、やはりそれだけのエネルギーが注がれたように思えます。
今度改めてお客さんとしてゆっくりカフェでコーヒーを飲んでみたいと思います。
竣工写真は改めてアップします!
そして、お店が完成するや否や、レセプションパーティへ参加することも出来ずに
バタバタとフランス買付けの飛行機へと駆け込んだのでした。
(買付けの様子は次回blogにて)
date.2012.04.21 category.WORK
先日 BA-TSU ART GALLERYにて行われた
BLUES様の展示会に什器を納品致しました。
1Fは、Mens Ladys 雑貨が点在し、様々なテイストを持つ什器を組み合わせて配置しました。
こちらのShelfは、元々ハンガー機能はないのですが、お客様のご要望によりパーツを製作し取付ました。
重さでたわまないようLアングルを使用し、本来棚板を乗せるブラケット間の距離に合わせカット。
即席ということもありクランプでの固定でしたが、中々面白い見え方になりました。
2Fは、デニムブランド『KURO』を中心に男らしい空間を演出しました。
こちらは台座のあるTripodをベースに、3m超の真鍮パイプを別注し組み合わせたHgです。
本来の使い方を超え、アンティークならではの独特の雰囲気が違和感なく空間を演出していました。
このような使い方をお考えの方、1台での使用も可能ですので、ぜひご相談下さい!
商品はこちら
Tripod
Tripod
Low Table
こちらも上記Shelf同様、ハンガーパーツを製作し取付けております。
date.2012.04.20 category.WORK
先日 国立競技場にて『GRIFFIN HARTLAND』の展示会用に什器を納品しました。
アイアン什器を中心としたディスプレイですが、芝生との相性がよく固すぎず柔らかすぎず丁度良い印象になりました。
マネキンが腰掛けている鉄のBOXは、HPには掲載されておりませんが、以前から展示会などのお貸出しでよく使っていただいているすぐれ物。
鉄板を真鍮ロウで接合して作った鉄の箱。
使えます!
近日item listに商品としてUP予定です。
date.2012.04.20 category.WORK, WORK/INTERIOR COORDINATION
銀座の某飲食店へシャンデリアを納品しました。
小さなシャンデリアの集合体が、存在感のある1つの大きな照明として見える様に、バランスを考慮しながらランダムに吊りました。
天高が低いこともあり、天井に映り込むガラスの反射が非常に幻想的です。
各商品はitemのChandelierをご覧下さい。
date.2012.04.17 category.WORK
『LOURPHYLI 銀座店』
設計からアンティーク家具のコーディネーション、什器制作、照明器具、店内装飾小物や植物のセレクトまで
総合的にc:hordでプランさせて頂いた物件です。
こちらが着工前の3Dパース。
そして完成写真がこちら。
レジカウンターは店内にぴったりとフィットするサイズで、必要なハードや包材などをきっちり収納する為に、まるで何十年も使い込んだアンティークの様な雰囲気で、c:hordでオリジナル制作しました。
まずは、制作前にパースを作ります。
こちらが3D画像。
そして、これが完成品。
レジの目隠しはジンクで制作し、古びた風合いになる様にエイジング加工しました。
無垢のオーク材で制作し、塗装前に小傷や虫食い穴を開ける所からコツコツと仕上げました。
最終の仕上げは手塗りのニス塗装を重ねて、ワックスを入れてフィニッシュ。
こちらは、サイドボードを加工した棚什器の3D画像。
そして、こちらがカスタムベースのサイドボード。
直接パリで買い付けてきた物です。
加工中の写真。
お客様から、100mm程天板の高さを低くしたいとの要望があり、一度全てのパーツをバラバラに分解して、縦方向のパーツをカットして、再度組み立てて再構築しました。
そしてアイアン製の棚を制作して組み合わせ。
こちらが完成した物です。
元々付いていたかの様に自然に設えた新規制作の引き出しには、アクセサリーや小物などを陳列出来ます。
今回このお仕事の中で、お客様と打ち合わせを重ねながら全体のデザイン/設計を行い、フランスから家具や照明器具などのインポートを行いつつ、本物のアンティークの様な家具や什器の制作、アンティーク家具のリメイクをするなど
我々の仕事の特性を全面に発揮させて頂く事が出来たと思います。
最終の演出小物のディスプレイが終わり、店内観葉植物のセレクトからドライフラワーの挿花ディスプレイまで細かなディティールを仕上げ、全てが終了。
オープニングパーティの日、海老名のバラ農家『神部バラ園』に、お祝いのお花を仕入れに行きました。
ちゃきちゃきとしたお母さんと、癒し系のお父さん、優しい雰囲気の息子さん
家族経営のバラ園です。
皆さん、本当に親切で和やかな雰囲気。
とても素敵な場所を見つけました。
お母さんはファロが出演しているCMが大好きだったとの事で、一緒について来てたファロを凄く可愛がってくれました。
こちらがディスプレイさせて頂いたバラの写真。
●オーシャンソング
淡いブルーがかったピンク色が綺麗です。青いバラを作ろうと品種改良を重ねて出来上がったバラだそうです。
●ダークイプノーズ
アンティークの様な渋みのある色合いでとても美しいです。携帯の写真ではこの美しさが今ひとつ伝えられない。。
こうしてお祝いのお花を生けて店内にささやかな彩りを添えて
全てのお仕事が終了しました。
date.2009.11.21 category.WORK
昨日、お店作りのお仕事をさせて頂いた美容室『grass』のレセプションパーティへ行ってきました。
エントランスのドアは、去年フランスのリールで見つけた物。
素敵な夫婦が営むアンティークディーラーで仕入れました。
草を束ねた様な模様の彫刻も、両開きのサイズも 不思議な位にこの『grass』にピッタリとはまってくれたドアでした。
何だか不思議な縁を感じてしまいます。
彫刻が破損していた箇所を丁寧に修復して、自然な風合いで塗装を直し、アンティークワックスで落ち着いた艶感を出しました。
毎度の事ですが、こうして納品前に丁寧に手をかけてメンテナンスしてみると、ちょっと売るのが惜しくなります...
でも、それぞれの店に収まって大切に使って貰えるのが結局一番嬉しい。
とても存在感のある、この店の顔になってくれました。
何も無かった通り沿いのウィンドウコーナーは、笠原さんの娘のクーちゃんがお手伝いしてくれました。妻がアシスタントに付いて、古洋書のページをちぎって真鍮の釘で壁に貼付け。
GF川本氏の活けてくれた雲竜柳を置いて、キャンドルスタンドに火を灯して〜
枝の影がブルーグレーの壁に揺れて、とても暖かな雰囲気です。
子供にしか出来ない、作為の無さが良い。
入荷したてのキャンドルスタンドやキャンドルトレーも活躍です。
簡単な作業で良い感じのウィンドウディスプレイが出来ました。
クーちゃんはもう6 歳かな?
chordのオープン直前の、イギリス→ベルギー→フランスを渡っての大型買付けの際に笠原さんが同行してくれた事があって、フランスから奥さんとクーちゃんも合流する!という珍道中がありました。
あの頃はまだまだ赤ちゃんで、何かにつけてビービー泣いてたのになぁ。
現在の夢は、お父さんと同じ内装の仕事をする事らしいです。
可愛い。
ご飯をせがんでるシュナは、ファロでは無くてマロ。
左から 大ちゃん 大重さん 笠原さん
既に、次の現場の相談中か?
今回の内装工事を進めて貰った重要なメンバーです。
いつもふざけてて、冗談ばかり言ってますが..。
たまに驚きのアイデアとキラッとした輝きを見せる、菓子パン大好きオヤジ笠原さん(オレンジ)やる時はやります。
彼の発想と勢い、それを支える大重さんの几帳面さがなければ、この店は生まれなかったでしょう。
影の功労者 ビール宮本。
地味で隠れた作業をコツコツとやってくれました。
いい店が出来た達成感か、ただ単にビールを飲めて嬉しいだけか。
とにかく御満悦の表情。
オリジナルで制作したカットスツール。
美容師さんが使う道具として、とても重要なアイテム。
タイトな条件の元で鍛造の曲線を作り直してくれた清水さん
本当にありがとうございました。
ベースの鉄脚、座面の木、生地張り
3人の職人による丁寧な手仕事が織り成した一本のスツール。
grassのメンバーも凄く気に入ってくれた様です。
『リネンに黒革のブレードをまわして、真鍮鋲は単発で仕上げたんですねぇ〜 ふむふむ』と さすが、職人的な目線でマニアックなディティールを観察する清水さん。
宮本と二人で、納品前日ギリギリで塗装を剥離して完成したキャビネット。
久しぶりの剥離剤で手がビリビリしました。
ニスやステインの塗装膜を剥がしながら、雰囲気の良い途中経過を仕上げ!にしてしまう。絶妙なアンニュイフィニッシュ。
比較的ありふれたイギリスのワードローブも、リペイントしてお店に合った雰囲気に。
お客様が座るアームチェアーは、背面や座面高を検証して、髪が切り易い形状の同じ物を5脚見つけ出しカスタムしました。
背面にはオリーブグリーンの柔らかいリネン、座面とアームレストにはブラックのなめし革を貼り、男前に生まれ変わりました。
その元ネタになった、この3pソファは待ち合いスペースに。
これ迄、色々な撮影や展示会で活躍してくれましたが、最終的に良いお店に嫁いでくれました。
ピンクのカーディガンを着ている男性がオーナーの鈴木氏。
彼から連絡があり、急な展開で独立開店の店作りに力添えする事になったのが9月末の事。
振り返ればあっと云う間でしたが、一緒に色々な場所へ行き参考になる店を見て廻ったり、家具をチェックして共に頭をひねりながら、色々な人達の協力を仰ぎました。
笠原さん 大重さん 大ちゃん 大高さん 清水さん 川本さん 吉野さん スタンリーズさん
その他、お店づくりに携わって下さった方々 皆さん本当にお疲れ様でした!
皆の力のお陰で『grass』という素敵なお店が生まれました。
店名に込めた思いの様に、これから根強くじっくりと育って行く事でしょう。
そしてそして。
何よりも
鈴木君、スタッフの皆さん
開店おめでとう!
date.2009.11.02 category.WORK
今月21日に用賀の駅近くにオープンする『grass グラス』〜という名前の美容室の店作りを進行中。
ミラーや椅子、テーブル、照明、カーテンまで、、、店内におさまる殆どの家具を手がけております。
ミラーやワゴン、スタッフが座るカットスツールなどのアイテムは一から制作中です。
オーナーと私の好みがかなり近いので、インテリアのセレクトは大分個人的な趣味が入りつつ、かなり楽しんで仕事してます。
完成したら写真をアップしますのでお楽しみに。
date.2009.04.17 category.WORK
JILL STUART 渋谷本店に引き続き
『JILL STUART 仙台店』のディスプレイ用に、新規デザインのウッドシャンデリアを製作させていただきました。
前回のフォルムと変わり、今回制作したのはボール型のウッドシャンデリア。
上下の挽きものパーツを軸にして、それぞれ異なった曲線の縦軸と横軸を組んだ構造。シンプルな様に見えますが、曲面にかき込みを入れて16本・64カ所もの接合点を同時に合体させる為には、難易度の高い技巧を要求されます。
素材は前回と同じく木なのですが、今回はテーマに合わせて真鍮色にペイント。
まずはベースとなる金色を着色。
最後に、真鍮が古びたような色合いになる様、エイジングを施していきます。
まず全体的に薄いグレーの塗装を被せながら、くすんだ雰囲気を出し
パーツ同士が重なり合うコーナーなどには、より一層くすみが残っている風合いを強調します。
お客様の目線からかなり遠い場所にディスプレイされるので、通常よりも少し強めにエイジングをかけます。
シャンデリア内部には、3灯ずつ真鍮ソケットを設置。
内側からの明かりで、曲線フレームのシルエットが綺麗に浮かび上がり
細長く奥行きの深い店内に、一直線にレイアウトされた5灯のシャンデリアの軌道が映えます。
こちらは、同店舗のディスプレイ用に制作させて頂いたロングソファ。
3人掛け1台と1人掛け2台のアンティークソファを一体につなぎ合わせて、一台の大きな5人掛けソファにカスタムしました。
木枠にはブルーグレーをベース色に塗り、もう1トーン濃い色を程よくランダムに塗り重ねながら陰影を付けます。
アンティークの存在感を表現しながらも、清潔感を損なわない淡い色合いのエイジング塗装を施します。
ソファの張り生地には、アンティーク加工がされたベージュ色のベルベットをインポートし、熟練の椅子張り職人の手仕事により丁寧に張り上げました。
全体的に柔らかく淡いトーンで、上品なイメージのソファに仕上がり
白く清潔な印象の空間に、ちょうど良いアクセントになっておさまってくれました。
c:hordではオリジナル家具や什器、ソファ制作のオーダーなども承っております。
まずはお気軽にお問い合わせ下さい。
date.2008.10.04 category.WORK
パリ国立ピカソ美術館のコレクション約230点が出品された大規模な回顧展
『巨匠ピカソ』展が東京・六本木の国立新美術館とサントリー美術館
で同時開催されました。
それに伴い、東京ミッドタウン内で開催されたイベント
『PICASSO'S PLACE』。
ブックディレクター『BACH(バッハ)』幅 允孝さんのディレクションのもとに選び抜かれたピカソにまつわる本や、ミッドタウンで販売されている関連アイテムを展示するためのインスタレーション空間の設営をさせていただきました。
ピカソが晩年を過ごした南フランスのアトリエ兼邸宅『ヴィラ・ラ・カリフォルニー』をイメージして空間を構成。
共用通路の広いスペースをアンティークのドアやフェンスで隔て
『WORK PLACE(ピカソのアトリエ)』と『PRIVATE PLACE(ピカソの居間)』
二つの部屋に分割しました。
『PRIVATE PLACE(ピカソの居間)』には、ピカソの愛したものを散りばめました。
愛妻ジャクリーヌ夫人と過ごしたピカソのリビング。
二人は47歳も離れていましたが、彼女はピカソにとって伴侶であり、モデルであり、親友でもあったそうです。
愛犬のダックスフンド『ランプ』やボクサー犬の『ヤン』
ヤギの『エスメラルダ』、鳥たちなど
ピカソは沢山の動物と一緒に住んでいました。
ランプが死んだ一週間後にピカソは亡くなったそうです。
写真右隅に少しだけ写っているのは、ピカソの好きだった『ボーダー柄』のシャツ。
『WORK PLACE(ピカソのアトリエ)』
では、ピカソのアートワークを連想させるディスプレイを。
アンティークのミラーやオブジェには
画家の『永田 広志』さんに依頼して鮮やかなドローイングを。
空間に彩りを添えて貰いました。
『ピカソ』という20世紀を代表する偉大な画家をテーマにした、『本』と『アート』と『インテリア』の表現。
とても刺激的で緊張感のあるお仕事をさせていただきました。
date.2008.07.20 category.WORK
今日は朝6時起きで野球場へと向かう。
妻が友人との海外旅行で留守の為、faroをキャリーバックに入れて肩から下げた状態でバイクで球場へと走る。今日も子連れ親父。
妻はおそらく現在マレーシアビーチでリゾート中。
この格差たるや、、。
今日は青山墓地の脇にある野球場に集合。こんな所に野球場があったなんて。
運動不足の身体はカッチカチ、軽いストレッチで内股に激痛が、。。
もうちょっと、運動しないと駄目だ。
相手チームは何故かジャニーズ事務所でビックリ。
一塁を守るは堂◯光◯君。
我々のチームが先行で試合開始。
均衡した試合の結果
7対8 1点差で勝利。
私はスポーツ観戦はボクシングとか格闘技くらいしか見ないので、ルールとかは全然あやふや、。
でも、野球!とても楽しいです。
こっそりマイバットとか買って陰練しようかな。
そして納品。
野球が終わるや否や店へ戻り、いそいそと着替えてfaroを助手席に、荷物を荷台に載せ、スタッフとトラックで一路群馬へ。
来月openするdoux-te(ドューテ)という美容室のカットチェアー、カウンターテーブル、キャビネット、ミラー、照明などなど、、全体の家具セットをさせて頂きました。
東北自動車道の藤岡インターを下りて国道を走る事30分。
doux-te フランス語で『心地よい時間』という意味。
お店に入って正面にセットしたカウンター。
最初に選んで頂いたこのカウンターのイメージを軸にして、全ての家具を揃えました。
カットチェアーは昇降も回転もしないアンティークのアームチェアー。
でも、長時間座って頂いてもお客さんが疲れない様に、細かくリペアしました。
布地は薄らと紫の入ったグレーのリネンで貼り、フレームも木肌の見える淡く優しい染色のブラックに塗り替えました。真鍮鋲はハードになり過ぎない様に単発鋲で。
真ん中の椅子だけは柔らかいビーチの木肌が見える白い染色に。
ひとまわり小さなこの椅子には小柄な女性のお客さんが似合いそうです。
テーブルはニスを剥がして木肌を出し、ベントウッドチェアーは黒く染色塗装。
久し振りに自分でベントウッドチェアーの締め直し修理をしました。ちょっと新鮮。
オーナーの森一成さんと栗原裕美さん。
まだ御若い二人、7月の1日に晴れてご夫婦となり、お店をオープンします。
shopの二階には二人が暮らしを始める住居スペースが在ります。
これから自分達の暮らしと仕事をスタートさせる幸せ一杯の空気に満ちていました。
夫婦で一緒の夢を持って協力して行けるなんてとても素敵な事だと思います。
私もこれから、このお店を育てて行く力添えが出来ればいいなと思います。
一つ、また一つ という感じで気に入った家具や小物が少しずつ増えて、お店が彩りを増して行くのが楽しみですね。
ご結婚と開店、本当におめでとうございます。
date.2008.07.07 category.WORK
『NODE ノード』
神戸にオープンした美容室です。
デスクやキャビネット、アイアンフェンスなどなど、c:hordの家具や小物を納めさせて頂きました。
オーナー自ら歩きまわって家具を集めて、空間構成をして作りあげたお店です。
本当に素敵な空間になったと思います。
鶴来さん ブログにアップするのが大分遅くなってしまってすみませんでした!
神戸、是非こんど遊びに行きますね。
そういえばこの写真に写ってるデスク。c:hordを立ち上げたばかりの頃、何も無いガラリとした事務所に、このデスクだけがポツ〜ンとあって。
しばらく私もこの机で仕事してた事を思い出しました。
078 325 2122
Omichi Bldg.2F 3-9-15
Motomachi-dori, Chuo-ku, Kobe 650-0022
Hyogo, Japan
date.2008.05.30 category.WORK
JILL STUART 渋谷路面店のイベントに伴い、ウィンドウディスプレイ用の『ウッドシャンデリア』を製作させていただきました。
フレームを始め、細かな装飾パーツやパーツ同士を連結する部材も、ほぼ全て木材(オーク無垢)で制作。
c:hordのアンティークカスタムやオリジナル家具製作などを依頼している職人さんと打合せを重ね、パーツのサイズや全体の構成を決定。
全てのパーツは、手作業により無垢材を1つ1つ丁寧に削り出して制作されています。クリスタルを模したパーツだけでも、その数230個。。
イベント期間終了とともに、新店舗『HOUSE of JILLSTUART 京都店』の
子供服スペースに移設されました。
新たに付け足されたチェーン部分には、ファブリックのカバーを被せ、チェーンよりも優しいイメージに。
ウッドシャンデリアのプレーンな表情に程良いアクセントになりました。
date.2008.05.19 category.WORK
先日六本木ヒルズに設営された期間限定のレディースショップ『 franqueensense 』の店内写真をアップします。
家具、照明、ガラスベースに入れたアマビリスなど女性的なアイテムでセットしました。