date.2014.01.30 category.
明日発売のDRESS3月号にc:hordのトライバルラグが掲載されます!
HEADSTARTS ヘッドスターツ 山口麻希子さん(インテリアデザイナー)からのご依頼で
「¥50,000でお部屋を様変わりさせる事の出来るアイテムを、インテリアスタイリストがセレクトする!」
という誌面企画です。
今回掲載されるラグは、イラン, パキスタン, アフガニスタン,の国境近辺に住むバルーチ族という部族の女性により
30年程前にハンドノットで仕立てられた貴重なオールドトライバルラグです。
これを一枚織り上げるには、一人の女性の手で1ヶ月半〜2ヶ月程の時間がかかっています。
しかもこの絨毯は、日本国内の専門業者の手で丁寧にメンテナンスとクリーニングを施されて完璧な状態に仕上がっています。
実は元々95.000+TAXの絨毯ですが、特別にこの企画に合わせてディスカウント!!
明日のam11:00に価格改定されます。
早い者勝ちです。
しかし、きっとこのアイテムはすぐに売れてしまうはず。
折角だったら、今回雑誌に掲載された記事をみてラグに興味を持って頂いた成るべく多くの方達に喜んで頂ける様に、
他のラグも同時にディスカウント!
する事にしました。昨年12月に開催した絨毯フェアーに来る事が出来なかったお客様達からも、もう一度!というリクエストが沢山あった事もあり、この掲載タイミングに合わせて
明日2/1 am11時からsaleスタートです!!!
そして、いま手元にある絨毯だけで無く、この機会に新しい絨毯をご紹介出来れば!という事で、急遽昨日新しいラグの仕入れに行ってきました。
前回のフェアーの成果を凄く喜んでくれた絨毯のディーラーも協力してくれ、希少なラグを沢山集める事が出来ました!
オールドバルーチのビッグサイズ。
艶のあるビロードの様。ダークトーンの色味も最高に綺麗です。
今回お薦めの一枚です。
JM-49-137
サイズ 2860mm×1590mm
前回のフェアーで、c:hord初の販売となったギャッベ。
私の予想に反して、一番すぐに売れていったのがこのカシュガイ族のハンドノットギャッベでした。
実物を見てもらえれば分かると思いますが、本当に素晴らしい絨毯です。
インドや中国製の安価な機械織りのギャッベも増えている様ですが、やはり物が違います。
今回は、私も今迄見た事のない個性的な柄のギャッベが沢山見つかりました。
カッコいいです。
織る女性のインスピレーションによってウールが丁寧に織り込まれ描かれた図柄です。
染色されていない、羊のナチュラルな毛の色だけで織り上げられています。
これは、今回初めての取り扱いになるインディゴブルーのギャッベ。
ウールの糸をインディゴで染め上げ、ハンドノットでグラデーションに仕立てたもの。
暗闇の中で月明かりに光る草原を描いた美しい一枚です。
2040mm×1560mm
これも美しい。昼間の太陽を浴びて瑞々しく光る草原を描いたグリーンのギャッベ。
インディゴやジャシールという野草の染料で染め上げられた色が鮮やかで綺麗です。
2920mm× 2050mm
このサイズになると一枚を完成させるのに、3人の熟練した女性の手で3ヶ月程かかるそう。。
前回のフェアーですぐに完売した、ナチュラルカラーのギャッベもあります!
素敵です。
前回、私自身が購入したのがこの色&柄のアブラシギャッベ。
ブラウンカラーの落ち着いた優しい色味と、しっとりとした上質なウールの感触が最高です。
実際自分で使ってみて、本当にお薦め出来る絨毯です。
これも特大 2760mm×2280mm!!
これら新入荷したアイテムに関しては、今週末に葉山で撮影して
来週 2/3(月曜)AM11:00
にセール販売スタート致します!
密かにリピーターを生んでいる、座布団サイズのギャベも入荷です。
今回も沢山ある中から、落ち着いた色味で素敵な柄の物を14枚厳選しました!
お薦めです。
今回は静かに緩やかに、ひっそりとスタートして、ジワジワと3週間開催しております!
まだまだ寒いですので、是非貴方にとって一生物になる素敵な絨毯を見つけてください。
date.2014.01.09 category.WORK/FURNITURE CUSTOM
今回のお客様からのご要望は、ダイニングサイズ程度のアンティークテーブルをカスタムして、大型のリフェクトリーテーブルにしたい!というもの。
またまた難しいご注文です。
カスタム前の写真がこちら。
天板サイズ1000mm×1000mm程です。
これを2400mm×1000にするのです。
元々の構造上、中央から2分割された天板と脚部をワイド方向に引き延ばして、中央にエクステンション用の天板をはめ込むと大型サイズのリフェクトリーテーブルに変形する、という物ではあったのですが、その拡張した見た目が、ややお粗末。
中央にはめ込む天板はコグチの面材も無く、素材もベニヤむき出しです。
全体的に塗装も大分劣化していて、艶もなく古ぼけた表情。
それはそれで朽ちた味わいなのですが、今回このテーブルがディスプレイされるショップのイメージとしては、もっと艶やかでゴージャスな物に調整する必要がありました。
使えるアンティークパーツはなるべく生かしてあげながら、上手に新しいパーツを組み込んで仕上げていきます。
まず、元々のテーブル脚部や、天板のコグチ面材は流用するという前提で、塗装後の色目が合いそうな木材を選定し天板を一枚制作します。
コストも大幅に押さえる必要があったので、比較的安価なウォールナットの白太材を選定し、細かいピッチで接ぎ合わせました。
塗装前の段階だと接ぎ合わせの違和感や不自然さが目立ちますが、後の塗装工程で調整します。
白太(しらた)とは、この写真で色が白く見えているところ。
木材の樹皮に近い白い部分で比較的安価に入手出来ます。
欠損していた部分の天板コグチの面材を制作し接合、元のアンティーク天板の面材と自然につながる様に整形していきます。何とか似た感じでつながりました。
この部分も後の塗装で自然な色味に化粧していきます。
<
まず、オイルステインでウォールナットの木肌を染色塗装。
着色前には大分気になった細かい接ぎ目が、この段階で序所に気にならなくなっていきます。
白太部分の濃淡を見ながらステインの着色を調整して、全体的にウォールナット特有の揺らぎある綺麗な木目に見える様に仕上げていきます。
この段階で既に、元から流用したアンティークのパーツと新しく組み込んだ木材の見た目が調和してきました。
ここから、ニス塗装。
古典的なタンポ塗装で薄く薄く手塗り塗装を重ねていきます。
琥珀色をしたセラックニスでテーブル全体の光沢感を揃えていくように、艶やかな塗装膜で被っていきます。
再びアンティーク塗装された脚部も、生気を取り戻した様な引き締まった表情になりました。
この段階までくると、塗装前の細かい接ぎ目は殆ど気になりません。
むしろ、白太の有機的なラインがアクセントになり非常に表情豊かです。
ぴかっと光ったニス塗装の艶を、スチールウールという細かい鉄繊維の綿で優しく撫でて曇らせてあげ、再びアンティーク塗装専用のワックスで磨き上げます。
この一手間で、塗装膜のビカっとした艶を抑え、落ち着きのある半艶に調整してあげつつ、同時に塗装の皮膜を保護する効果があるのです。
完成です。
そして青山のお店へ納品。
今回、スケジュールもかなりタイトだったのですがギリギリのタイミングで滑り込みセーフ。
お客様にもとても喜んで頂け、スタッフ皆でほっと胸をなでおろしました。。
date.2014.01.06 category.SHOP
皆様、明けましておめでとうございます。
c:hordは本日から営業開始です!グッと気持ちを引き締めて行きます。
本年も社員一同、社業発展に専心する所存でございますので
倍旧のご指導、ご鞭撻をよろしくお願い申し上げます!