date.2014.04.15 category.WORK/INTERIOR COORDINATION
ユニオンワークス新宿店の作り込みの続きをご紹介。
この日おこなったのは、スチールウール研磨&ワックスがけ。
新規制作した大型什器に施工業者の手で施されたウレタン塗装は、ビカビカとした少々不自然なテカリ。
それを押さえ、アンティーク什器のような落ち着いた艶に調整するという特種な作業です。
まずは、鉄の細かい繊維を綿にしたスチールウールという素材で、塗装面をやさしくこすって研磨していきます。
ビカビカした艶が序所にくもって、段々と塗装面が滑らかになって行きます。
全体的にくまなく研磨を終えたら、もう一度磨き込んで艶を出します。
ここで使うのが、このビーズワックスです。
アンティーク家具のような独特の落ち着いた艶感を演出してくれます。
今回は、ユニオンの若い男性スタッフにお手伝い頂きます。
私が加工方法を少し説明しただけで、皆さんすぐにコツを掴んで黙々と作業に打ち込んでいきます。
さすが、普段から難易度の高い繊細な靴の修理作業に従事されているだけあって、飲み込みが早いです。
やはり、お店のスタッフさん達が店作りのプロセスに直接関わって行くのは大切な事のように思えます。
少しずつ少しずつ、お店に魂が込められていくようです。
これから、どんどん陳列什器や照明器具がセットされていきます。
楽しみです。