date.2013.10.17 category.無分類
少し時間が経ってしまいましたが、
パリでの買い付け商品から、列車に乗って友人が暮らし始めた南仏ニーム(Nimes)の街までの旅など
9月の買い付けの様子をスライドショーにまとめました。
date.2013.10.10 category.WORK/FURNITURE CUSTOM
本日はc:hordで行っている商品のメンテナンスの様子を御紹介いたします。
今回お客様よりオーダーいただいたのがこちらのテーブル
1920年フランス製のアンティークです。
使い込まれて飴色になった木部の色合いと、脚部のかすれた白い塗装、木口に巻き付けられた黒いアイアンフレームが特徴的なテーブルです。
納品前の状態を見ると、天板部分が痩せて接ぎ合わせの部分に10〜15mm程の隙間が開いてしまっています。
比較的カントリーテイストよりな家具なのですが、この隙間はアンティークの「味」と解釈するには若干気になる。。。
今回はアパレルショップのオープン直前の急遽オーダーだったので、ご注文から発送まで本当に時間が限られていたのですが
やれる範囲で最善の手を入れようという事で、スタッフ総出で納品前にメンテナンス。
まずは天板の締め直し。
締め直し作業の写真が無いのが残念ですが・・・終了後がこちら。
極力隙間をなくすように慎重に締め直し。
隙間の断面をサンドペーパーで研磨し、そこに接着剤を塗ります。
その後、ハタガネという道具で天板の外側から締めつける様にして、開いてしまった隙間をうめて圧着して行きます。
それにより天板の奥行きサイズが若干小さくなった為、鉄のフレーム寸法も微調整します。
一度グラインダーで鉄を切断し、再度溶接→溶接箇所は研磨した後、元の色味と自然になじませる様に調色します。
これでどこから見ても、溶接跡は分かりません。
脚部の塗装タッチアップなどを施し、最後は天板の仕上げ。
通常ですとビーズワックスなどで自然な艶を出しますが、今回は洋服などの商品を直接ディスプレイされるとのことでしたので、
万が一のリスクを考え、色移りを防ぐ水性ウレタン塗料を塗って完成。
乾燥前は白い液体ですが、乾くと塗装膜のギラつきなど無い自然な透明色になり、自然に馴染みます。
こうしてなんとか作業を終え、無事にお客様のもとへ旅立ちました。
c:hordでは、お客様のご使用環境・用途、ご要望にあわせて丁寧にメンテナンスを施しております。
そのほかにも家具の修理やメンテナンスなども承っております。
詳細はメール→info@chord.co.jpもしくは、お電話→03-3560-6915
にて、お気軽にお問合せください。