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title.ある日のテーブル製作風景

date.2012.06.08 category.WORK/FURNITURE CUSTOM

先日お客様からご依頼いただいた、c:hordのオリジナルテーブル。

一見なんてことないようで、実は複雑な構造が絶妙な職人技で成り立っているこのテーブル。
完成写真だけでは中々伝わらない魅力を、製作行程とともにご紹介したいと思います。

まずは、木を削り出して成形した脚部にオイルステインを均一に入れていきます。
塗料の入りにくい入隅は特に丁寧に。

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乾燥後、黒に塗装。
木目や導管をつぶさず、下地のステインを生かすよう独自の薄付き塗装を施します。ペンキでベタッと塗り潰してしまうと、この独特な質感は出せません。

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鉄のフレームと脚を組合せ、全体のバランスや水平をチェック。
脚と天板が離れた複雑な構造になっているので、一つ一つのパーツの精度が如実に影響します。

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脚部のくびれに、『相杓り あいじゃくり』という技法で、弓なり形状に湾曲した鉄製の貫(ぬき)をはめます。
この貫は、脚部の補強を担うのは勿論の事、このテーブル全体の重要な意匠になっています。


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脚部のワックスアップ。
三分ツヤになるよう丁寧に磨いていきます。

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あとは天板にガラスを乗せて完成です!

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サイズや脚部の色味、仕上げ方など
細かく調整可能ですので是非お気軽にご相談ください。
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