date.2009.07.14 category.映画/映像
監督:ニコラ・フィリベール
出演:クリストフ・プロフィ
短編4作品を収録したクリストフ・シリーズ
1985年「クリストフ」
1987年「たった一人のトリロジー」
1985年「カマンベールの北壁」
1988年「バケのカムバック」
数々の記録を樹立した世界的登山家、クリストフ・ブロフィとのコラボレーションによって生まれた作品を集めたニコラ・フィリベール監督の短編集。(/フランス)
ほぼ垂直に見える岸壁に挑む、命綱も無しのフリークライミングの様子はまさに凄まじい、、はずなんですが。。
飄々と、淡々と登って行く彼のその様が何故か悲壮感を漂わせない。
状況の凄まじさを感じつつも、不思議な爽やかさが胸に残る映像。
「バケのカムバック」は特に好きなストーリー バケが頂上の岩に2度キスをするシーンが良いです。
このムービーを見るまでクリストフ プロフィの存在すら知らなかった私は、『この80年代の映画の中で、大自然の岸壁に挑戦し続ける命知らずのクリストフ青年が、今現在この世に生存しているのだろうか?』という素朴な疑問を抱き、調べてみました。
ビジュアルは大分変わりましたが、素敵な笑顔はそのままに、お元気でした。
現在はヨーロッパでガイド活動に専念してる様です。
他にも、ニコラ・フィリベールの良い作品は沢山。
◆行け!ラペビー
1988年/27分
1937年のツール・ド・フランスで伝説的な勝利者となったロジェ・ラぺビー。半世紀以上が過ぎ70歳を越えてもなお毎週300キロメートルを走り「自分自身への愛情よりも自転車への愛情の方が勝る」と言い切るラペビーのポートレイト。
■音のない世界でLe pays des sourds
1992年/99分
沈黙の世界で生きる人々にとって、世界はどんな風に見えているのだろうか。パリのろう学校に通う人々の日常を描いた作品。多くの映画賞を受賞した作品。
◆僕の好きな先生
2002年/104分
フランス・オーヴェルニュにある1クラス小学校<幼稚園から小学校最終学年まで>で撮影された作品。フランスでドキュメンタリーとしては異例の200万人動員の大ヒット作品。