date.2009.04.17 category.WORK
JILL STUART 渋谷本店に引き続き
『JILL STUART 仙台店』のディスプレイ用に、新規デザインのウッドシャンデリアを製作させていただきました。
前回のフォルムと変わり、今回制作したのはボール型のウッドシャンデリア。
上下の挽きものパーツを軸にして、それぞれ異なった曲線の縦軸と横軸を組んだ構造。シンプルな様に見えますが、曲面にかき込みを入れて16本・64カ所もの接合点を同時に合体させる為には、難易度の高い技巧を要求されます。
素材は前回と同じく木なのですが、今回はテーマに合わせて真鍮色にペイント。
まずはベースとなる金色を着色。
最後に、真鍮が古びたような色合いになる様、エイジングを施していきます。
まず全体的に薄いグレーの塗装を被せながら、くすんだ雰囲気を出し
パーツ同士が重なり合うコーナーなどには、より一層くすみが残っている風合いを強調します。
お客様の目線からかなり遠い場所にディスプレイされるので、通常よりも少し強めにエイジングをかけます。
シャンデリア内部には、3灯ずつ真鍮ソケットを設置。
内側からの明かりで、曲線フレームのシルエットが綺麗に浮かび上がり
細長く奥行きの深い店内に、一直線にレイアウトされた5灯のシャンデリアの軌道が映えます。
こちらは、同店舗のディスプレイ用に制作させて頂いたロングソファ。
3人掛け1台と1人掛け2台のアンティークソファを一体につなぎ合わせて、一台の大きな5人掛けソファにカスタムしました。
木枠にはブルーグレーをベース色に塗り、もう1トーン濃い色を程よくランダムに塗り重ねながら陰影を付けます。
アンティークの存在感を表現しながらも、清潔感を損なわない淡い色合いのエイジング塗装を施します。
ソファの張り生地には、アンティーク加工がされたベージュ色のベルベットをインポートし、熟練の椅子張り職人の手仕事により丁寧に張り上げました。
全体的に柔らかく淡いトーンで、上品なイメージのソファに仕上がり
白く清潔な印象の空間に、ちょうど良いアクセントになっておさまってくれました。
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