フランスでの買付けを終えて、今朝帰国しました。

今回は、今までやってきたような、大きなアンティークフェアーの中で他のバイヤーと競い合いながらバシバシ買い付ける！
という感じでは無く。
車で地方を回りながら、小さなディーラーを一軒一軒まわって、安くて良い物をじっくりと探し厳選していく
味わい深い買付けとなりました。

今回の私の旅の水先案内人。
彼の名はPJ。

１６才の頃から４０年以上もの長きに渡り、フランスのアンティーク界を生きて来た
氏の貫禄充分な背中を追って、独力では到底辿り着けない様な
正に『知る人ぞ知るオールドディーラー』
を片っ端からまわってきました。

愛車はジャガーとシトロエンの2CV。
この旅の間も高速を150kmでぶっ飛ばす。

こんなに飛ばして大丈夫？と私。
「心配すんなよ！フランスでは全然大丈夫なんだよ！
がっはっはぁー。」

その後。
さくっと警官に捕まっちゃう茶目っ気が良い。

顔の広さと、値引き交渉の圧力が半端じゃない。。
そして、お昼休みが長い。
昼夜を問わず、食事の時は必ずワイン。

私のグラスに赤と白のワインを同時に注ぎ
「これが本物のロゼワインだ！
ロゼワインは酔わないから大丈夫なんだ。
がっはっはぁー」

とにかく豪快。。

今回は、彼のお陰でほんとに良い物を沢山買えました。
Merci beaucoup PJ !!

ルパン３世の『カリオストロの城』
に出て来るシトロエンの2cvと、白いジャケット姿のPJ。
良く似合う。